日科技連の日本品質奨励賞(TQM奨励賞・品質革新賞)

日本科学技術連盟主催 日本品質奨励賞(TQM奨励賞・品質革新賞)
クライアント先続々受賞

eco_img02※日科技連の日本品質奨励賞(TQM奨励賞・品質革新賞)

  • 日本品質奨励賞は、厳しい国際競争に勝ち抜く優れた企業を輩出することを狙いとし、日科技連創立50周年を記念して2000年に創設されたものである。特に我が国のTQM活動の裾野を一段と広げると共にデミング賞挑戦への一里塚として位置づけられている。日本品質奨励賞はTQM奨励賞・品質革新賞の2つの賞で構成されています。
  • 品質革新賞は、日本品質奨励賞の目的に沿って、TQMを構成する諸要素(TQM奨励賞の「一般基礎項目」や「個別重点項目」に相当する側面、あるいは「成果評価項目」の側面など)について、他の組織の模範となる創造的で革新性をもった取り組み及びその成果を積極的に表彰するものです。
  • TQM奨励賞は、品質の改善が着実に進展しており、さらにその継続と活動範囲の拡大が図られれば、企業の業績が向上し、デミング賞実施賞の受賞のレベルに至ると思われる組織の品質マネジメント・システムを積極的に表彰し、今後の一層の発展を促す動機を提供することを目的とするものです。

主な受賞組織

【品質革新賞】
東京電力(2000年、2001年)・NTTドコモ(2003年)・日産車体(2007年)・デンソー(2009年)・パナソニック(2009年)・アイシン精機(2010年)・トヨタ自動車(2010年)

【TQM奨励賞】
コニカ(2000年)・(株)ジーエス・ユアサ(2008年)

エコステージ活動により日本品質革新賞および品質奨励賞を受賞した組織(古賀恵担当)

【2008年】

▼2008年:品質革新賞受賞『長津工業株式会社 小松西工場』

長津工業株式会社 小松西工場は、石川県小松市で株式会社小松製作所向けの建設機械用トランスミッションの組立てを主要営業品目とする、売上高180 億円、従業員160 名規模の事業所で、最近ではバンコク、ベトナム、中国などの海外進出を果たしています。
今回の品質革新賞の応募テーマは、『工場の見える化による生産効率向上』とありますが、実際はこれを包含する全体システムである「環境マネジメント」の中の活動でした。有効性の面では「環境マネジメント」のシステム構築のために、四つの環境経営改善項目を設定して全社的な活動により在庫品の大幅削減(40%減)やCO2 削減(年間200t)などの成果が見られました。
具体的な活動としては、5S 活動を全社で徹底的に取り組み、「現場作業の見える化、管理の見える化」と「多能工認定制度」など一連のプロセスが効果的に機能し、環境面での成果のみならず、品質不具合の低減、製品・部品在庫の削減など生産効率の向上につなげ、工場経営に大きく寄与しています。

zyusyo_2008再現性の面では、方針管理を課レベルまで展開し、PDCA サイクルを回して管理の定着を図っています。更に、この秋にはエコステージの次ステップへの挑戦も決まっており、環境経営への取り組みも順調に進められています。これらの活動はグループ内の他の工場へも普及していますし、最近では、工場見学者も増加しており、一般製造業界への適用も期待されます。革新性では、環境マネジメントを構成する「多能工認定制度」による力量マップ、「エコステージ活動」によるQCD 管理板、エコステージ管理板、「5S 活動」による3定表示、私の宣言表示板など一連のプロセスで構成されていて、活動状況の「見える化」が図られています。これらは生産現場の日常業務に密着した有効なシステムとして評価できます。

※「日科技連 日本品質奨励賞のしおり・受賞組織一覧」から

 

▼2010年:TQM 奨励賞受賞『長津工業株式会社 小松西工場』

zyusyo_2010長津工業株式会社は1960年に設立され、ブルトーザー、パワーシャベルの履帯、建設 機械、フォークリフトのトランスミッションなどのコンポーネントを主力に、精密機械 部品、建設機械用センサーなど幅広い商品を生産しているコマツの協力企業です。

コマツ、日本科学技術連盟の指導を受けながら品質管理活動を積極的に展開し、1978 年には コマツ品質管理賞、1984 年にはコマツ品質管理賞優秀賞を他のコマツの協力企業にさき がけて受賞しました。

この度、日本品質奨励賞TQM 奨励賞を受賞した小松西工場は2004 年の操業時よりTQMを導入し、2008年11月に「工場の見える化による生産効率の向上」をテーマに日本品 質奨励賞品質革新賞を受賞しています。
この工場は、建設機械用のトランスミッションのケース機械加工・組立を専門とする工場で、2004年工場操業以来新入社員教育・小集団活動・5S活動に取り組んでまいりました。

2007年中盤からは、エコステージ協会が主催するエコステージ活動をきっかけに,TQM 活動を活性化して、さらなる改善活動を展開してきました。
その後、2008年9月のリーマンショックの以降の大幅な受注減の中で直面した「従業員の雇用確保」と「低操業の中での利益確保」という大きな課題を「生産効率の維持向上」や「経費の削減」などに取り組み収益を確保してきました。

この日本品質奨励賞TQM 奨励賞の受賞を機に国内工場だけでなく国外工場にも、この活 動の成果を展開し、さらに競争力と創造力を高め全社員が一丸となり、より一層お客様の信頼と要望にお応えできる組織創りを目指してまいります。

(受賞理由)長津工業株式会社 小松西工場は、売上高17億4500万円、従業員121名 で、建設機械用製品の加工・組立を事業とする工場である。
同工場は2004 年にTQM を導入し、2008 年には、日本品質奨励賞品質革新賞を受賞しているが、その後、2008年9月のリーマンショック以降の受注量激減の中で、トップのリーダシップによるTQM 活動の実践により、「経費削減」「在庫の正確な把握と削減」「生産効 率の維持向上」などに取り組み、収益率を大幅にV字回復している点が高く評価された。

※「日科技連 日本品質奨励賞のしおり・受賞組織一覧」から

 

▼2012年:革新賞受賞 小松共栄工業協同組合

『小松共栄工業協同組合の概要と受賞理由』

zyusyo_2012小松共栄工業協同組合は1973年にK社の二次協力企業8社で設立された共同受注の組合です。
現在の組合員数は、板金・溶接関係12社と機械関係5社の計17社で構成されており、従業員数は最多が52名、最少が2名(10名以下が7社)と規模の異なる組合員で構成されており従業員総数は約350名です。

主要な生産品目はK社を中心とした、建設機械部品の製造を行っており、2011年度の売上高は35億円です。

当組合は、設立の理念であります“共存共栄”のもと,各社の特長ある固有技術と情報のネットワークを活用して経営に取組んでまいりました。
2006年度に打ち出されたK社の環境方針、調達方針に対応し、

①一次協力企業並みにEMS認証を取得する
②一次協力企業レベル並みへ体質改善を図るため、2008年度に入り対象16社でグルー プエコステージの導入を致しました。

組合事務局のリーダーシップのもと、組合員企業16社がエコステージの手法を活用し、徹底した5S活動、モデル企業見学、全員参加の改善活動、改善テーマ発表会、相互内部監査などを活用した相互研鑽を実践し、企業単独では為し得ない経営体質の強化を図ることができました。

これらにより2009年3月にグループエコステージ1を、2012年4月にグループエコステージ2、(2016年3月7社がエコステージ3認証)のいずれも国内初の認証を取得するとともに、環境だけでなく、品質、納期、在庫について大幅な改善を達成し、人材育成などの面でも大きな無形の成果を得ることができました。

この度の日本品質奨励賞品質革新賞の受賞を機会に、エコステージ活動を環境経営管理システムとして定着させ、お客様のニーズに総合力でお応えできるよう、固有技術の専門化・高度化に積極的にチャレンジしていく所存です。

所在地:石川県小松市

受賞理由
テーマ:組合員企業のEMSを活用した相互研鑽による経営体質の強化
小松共栄工業協同組合は、建設機械部品の製造企業による共同受注の組合組織で、従業員は2名から59名、総売上高は35億円である。
組合員企業17社が協力し、エコステージを活用し、相互内部監査、モデル企業見学、全員参加の改善活動、改善テーマ発表などの相互研鑽を実践し、企業単独では至難の経営体質の強化を図った。

これらにより、国内初のグループエコステージ2の認証を取得すると共に、環境だけでなく品質、納期、在庫の面で大幅な改善を達成し、5S・人材育成などの面でも大きな無形成果を得ている。

※「日科技連 日本品質奨励賞のしおり・受賞組織一覧」から

▼2016年:日本品質奨励賞TQM奨励賞受賞 株式会社光栄

『株式会社光栄の概要と受賞理由』


2016年11月に日本科学技術連盟『日本品質奨励賞 TQM奨励賞』を受賞いたしました。

株式会社光栄
代表者名:坂本典昌(代表取締役)
所在地:〒923-1201 石川県能美市岩内町ヤ1-1
TEL:0761-58-0811
事業内容:建設機械及び輸送機器の板金溶接部品の製造
従業員数:22名

受賞理由
同社は、建設機械および輸送機器の板金溶接部品の受注生産を行っている。SQCDEMの多くの課題を克服するために1998 年にTQM を導入し、経営理念、光栄マン教育、委員会活動や日々の生産方式などに取り組む中で少しずつ成果があらわれてきている。
2008 年から小松共栄協同組合の一員としてエコステージ活動にも参画している。
TQM の特徴は
1)社長のリーダーシップ
2)網の目組織による改善活動
3)人財育成である。
2016 年3 月には念願の新工場建設・移転を達成している。

▼2017年:日本品質奨励賞TQM奨励賞 株式会社丸開鉄工

『株式会社丸開鉄工の概要と受賞理由』

2017年11月に日本科学技術連盟『日本品質奨励賞 TQM奨励賞』を受賞いたしました。
株式会社丸開鉄工
代表者名:丸開和夫
所在地:〒923-0994 石川県小松市工業団地  1-86
TEL:0761-21-3102
事業内容:建設機械部品の製造
従業員数:13名

選考理由
株式会社丸開鉄工は、1971 年石川県小松市に創業、年間売上高は3億円余、従業員数はパートを含めて13 名、建設機械及び産業機械の機械加工部品の製造を主な事業としている。
TQMを小規模組織に合わせて独自にアレンジし進化をさせていることに特徴があり、
a)経営課題の達成に向けた全員参加の目標管理・プロセス管理、
b) ムダの見える化と削減、
c) ITを活用した工程管理、
d) 固有技術・管理技術に関する資格取得の推進、
e) 機械設備の充実と働きやすさの追究など、自組織の実情にあったTQM を実践している。
これらの活動の結果、人材の育成が図られるとともに、改善活動に全員で取り組むことを通して、a) ムダ取り改善効果の向上と設備修繕費の低減、b) 納期達成率の向上と在庫回転率の改善、c) 安全評価点の向上と無災害記録の継続、d) 品質不具合件数(社内)の減少、e) 技能検定資格者・QC検定合格者数の増加などの大きな成果に結びつけている。また、こうした努力の結果、取引先からも高い評価が得られるまでに成長してきた。
以上の活動内容およびその結果から「日本品質奨励賞・TQM奨励賞」の授賞を決定した。